【2022年J2「補強診断」アルビレックス新潟編】補強は「少数精鋭」!“新潟の至宝”本間至恩に加えサイドアタッカー充実で狙うは「昨季プラス4勝以上」!!【J1昇格可能性『A』】【戸塚啓のJ2のミカタ特別編】の画像
本間至恩(新潟)   写真:森田直樹/アフロスポーツ

■新潟の補強は「少数精鋭」

 J2有力クラブの補強を査定する「J2のミカタ特別編」第4回は、昨シーズン5位のFC町田ゼルビア、同6位のアルビレックス新潟を取り上げる。どちらも主力の流出を最小限に止め、J1昇格争いを射程にし得る戦力を整えた(#1、2のうち2)。

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 新潟は2シーズンにわたって采配をふるったアルベルト・プッチ・オルトネダ監督がFC東京へ去り、松橋力蔵コーチが監督に昇格した。現役時代を過ごした横浜FMで指導歴を積んだ53歳は、21年に前監督のもとでコーチを務めていた。トップチームの監督を務めるのは、今回が初めてとなる。

 目ざすサッカーは継承と発展だ。新監督は「イニシアチブを持てるサッカーをするうえで、自分たちがボールを持ったなかでプレーするのは基礎として出来上がっている部分がある」と話す。アルベルト監督のもとでポゼッションの土台は構築されただけに、「ただ持っているだけではなく、よりダイナミックさが加わっていけば」と語る。

 補強は少数精鋭だ。

 浦和レッズを契約満了で退団したオーストラリア人CBのトーマス・デンを獲得した。東京オリンピックにも出場した24歳は、千葉和彦舞行龍ジェームズのCBコンビに割って入る可能性を秘める。過去2シーズンは柏レイソルからの期限付き移籍だった田上大地の完全移籍以降も、最終ラインの厚みにつながる。

 ツエーゲン金沢からレンタルバックした渡邉泰基は、主将の堀米悠斗とポジションを争うことになる。堀米をひとつ前でプレーさせ、渡邉を左SBで起用するオプションも考えられる。

 2列目にはイッペイ・シノヅカ、松田詠太郎、それに伊藤涼太郎(浦和から移籍)が加入した。サイドアタッカーのシノヅカと松田は、昨シーズン右サイドを中心に起用され、28試合出場で6ゴールのロメロ・フランクに代わるタレントとして期待される。柏から期限付き移籍のシノヅカは、19年7月から20年シーズンにかけて大宮でJ2の戦いを経験している。横浜FMから期限付き移籍の松田も、昨シーズンは大宮の一員としてJ2を戦った。本間至恩ら既存のメンバーにふたりが加わり、サイドアタッカーが充実した。

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