サッカー日本代表「崖っぷちサバイバル」!ワールドカップ最終予選「中国戦・サウジアラビア戦」で「結果を残さないと危ない」4選手「大迫勇也・南野拓実・長友佑都・柴崎岳」と森保一監督の画像
大迫勇也 撮影:中地拓也

 日本サッカー協会(JFA)は1月22日にオンラインで会見を行い、ワールドカップカタール2022・アジア最終予選グループB第7節中国代表(1月27日)、第8節サウジアラビア代表(2月1日)戦に臨む日本代表メンバー23名を発表した。
 新顔選手が起用されることはなく常連組が名を連ねたが、そのなかでも正念場にある4選手、そして彼らを起用した森保一監督の状況について確認していく。

■最終予選1ゴールと得点不足に陥る大迫はどうなる?

 最終予選をここまで6試合戦い、そのすべてで先発出場している大迫勇也。安定したポストプレーが光り、ロングボールのターゲットとしても機能しているが、得点数が少ないことが懸念点だ。

 最終予選では、494分間プレーしてわずか1得点。これまでA代表では55試合24得点を記録してきたその得点力も、鳴りを潜めている。それでも森保監督からの信頼は厚く、スタメン起用が続いているが、その状況もいつまで続くかは分からない。

 今回招集されている浅野拓磨は、オーストラリア戦での逆転ゴールを演出したことが記憶に新しく、途中出場から再び結果を出せばスタメンの座を奪うことになるかもしれない。また、前田大然セルティック移籍後最初の試合でゴールを奪うなど好調ぶりが目立ち、代表でもピッチに出た際にはインパクトを残すことになるはずだ。森保監督も会見で「前田大然への期待はゴール」と発言しており、その得点力を評価していることが伺える。

 27日の中国戦では、これまでの傾向を見ても大迫が先発出場すると思われる。しかし、そこでノーゴールに終われば、いよいよ次の大一番であるサウジアラビア戦では、浅野もしくは前田がスタメン起用される可能性も決して低くない。

 まずは「ゴール」というストライカーにとって最大の仕事に集中する必要があるだろう。

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