■芳しくないパフォーマンスが続く長友は中山との差を見せられるか
最終予選6試合にすべて先発出場しながらも、パッとしないプレーが続く長友佑都。オーストラリア戦では守備面で貢献したものの、後方からの組み立てにはあまり寄与できておらず、35歳となった現在は、全盛期のパフォーマンスからは程遠い状態だ。
一方、左SBの第2候補である中山雄太は長友にないものを多く持っている。
ビルドアップでの貢献度が高く、ポジショニング能力も高い。また、積極的に前に出て行くことはないが、その身長は181cmとSBにしては大柄で、空中戦の強さを持っている。上下動を繰り返すタイプのSBである長友とは違い、「現代型SB」としてその地位を築きつつある。
長友は、いま持っている武器を磨くしかない。持ち前の走力と積極的な攻撃参加、鋭いクロスで中山との違いを見せられるかどうかがカギとなるだろう。左WGとのコンビネーションにも期待したい。