■ドイツで活躍中のCB
上昇度400%の日本代表選手がドイツ2部のシャルケに所属する板倉滉だ。ちょうど川崎フロンターレからマンチェスター・シティへ完全移籍となった2019年1月の市場価値は70万ユーロ(約9100万円)。その後フローニンゲンへレンタル移籍となるが、移籍当初は出場機会に恵まれず。ベンチ入りの試合はあったものの、トップチームでの出場はなしに終わった。
しかし、板倉は翌シーズンの開幕戦からスタメンに連ねると、終盤はベンチを温める日々もあったが、チームの主力に定着した。そして昨季の板倉は鉄人ぶりを発揮。フローニンゲンでリーグ戦全試合フル出場を果たすと、クラブの年間最優秀選手にも選出された。
その後、東京五輪を経験した板倉はシャルケでプレーすることに。今季はここまでリーグ戦15試合に出場し、すでに2得点を記録。2試合連続のゴールでドイツ誌『キッカー』が選ぶベストイレブンに2週連続で選出された。吉田麻也の後継者候補との呼び声も高い板倉は、今後さらなる飛躍を成し遂げることができるだろうか。