■日本の至宝は?

久保建英 撮影:原悦生

 日本の至宝・久保建英の現在の市場価値は1000万ユーロ(約13億円)だ。20歳の若武者はレアル・マドリードからのレンタル移籍で今季はマジョルカに復帰。今季はここまで公式戦10試合に出場し1ゴール2アシストを記録している。久保は9月22日に行われたレアルとの対戦で膝を負傷。約2か月の離脱を強いられたが、11月27日のヘタフェ戦で復帰。すると、復帰2戦目のアトレティコ・マドリード戦で値千金の決勝ゴールを叩き込んだ。

 レアルに移籍する前の2019年6月時点での久保の市場価値は200万ユーロ(約2億6000万円)。現在は1000万ユーロだが、ビジャレアル在籍時の2020年10月時点では3000万ユーロ(約39億円)にまで達していた。市場価値は将来性のある若い選手が高額になりがちだが、19歳の日本人がこの市場価値をつけられることは今までにない。20歳の現在の時点で1000万ユーロという価格は、今後の上昇も期待できる。果たして、日本の至宝はどこまで市場価値を上げることができるだろうか。

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