バルセロナ移籍が決定的と報じられたマンチェスター・シティのスペイン代表FWフェラン・トーレス。バレンシア時代に培われたキレキレのドリブル、そしてジョゼップ・グアルディオラ監督のもと、シティで手に入れた「新たな武器」について見ていこう。
■17歳でトップチームデビューしバレンシア時代はドリブルを武器に躍動
スペインはバレンシア県、フォイオスで生まれ育ったフェラン・トーレス。地元のバレンシアの下部組織へ入団すると、17歳9カ月の若さでトップチームデビューを飾った。以降、約2年半在籍して公式戦に通算97試合出場。そのうち81試合で右WGとして起用されていた。
右利きの右WGながら、縦突破もカットインもできるのが武器で、スピードに乗った状態でも相手の守備を次々に打開。なかでもタッチライン際で仕掛けてからのクロスは一級品で、クラシカルなWGとして活躍した。