■試合中に場内アナウンスで注意も!
試合中に、声を出す浦和サポーターが相次いだことで、場内アナウンスでの注意が行われてしまうほど、浦和観客席は熱くなっていた。その熱気に推され、選手も奮闘。90分に大分・ペレイラのヘディング弾で追いつかれてしまったものの、直後には劇的な勝ち越し弾を奪って見せた。ゴールを決めた槙野は、一目散にサポーターの元へと走っていった。
浦和が劇的勝利を掴み取ると、サポーターのボルテージはさらに増した。選手たちも、そんなサポーターをバックに記念撮影。メディア向けの記念撮影も、真っ赤な観客席を背景にして行われた。
そして、今季限りで引退を表明している阿部勇樹に向けては、〈No legend, No story 共に世界を駆け抜けた日々を俺達は忘れない。ありがとう阿部勇樹〉と長い横断幕が掲示された。そして、「ABE22」の背番号が輝く大きなフラッグも掲げられた。
来年、浦和はアジアに再び航海に出る。目指すは奪還。そのとき、〈待たせたなアジア〉と不敵なメッセージが見られるのだろうか。