■12月19日/天皇杯決勝 浦和レッズ 2-1 大分トリニータ(国立)
浦和レッズが天皇杯を3大会ぶりに制覇した。
大分トリニータと激突した天皇杯決勝。ベガルタ仙台と対戦した2018年以来となる天皇杯のタイトルマッチに、多くのサポーターが駆け付けた。大分のサポーター、それから観客も含めた総数は、5万7785人。チケットは試合前に完売していた。人数制限があったJリーグの最多観客数は、横浜FMが川崎フロンターレを日産スタジアムに迎えた最終節の3万657人で、それを大きく上回るものだった。
人数だけでなく、国立競技場での“迫力”も浦和サポーターは圧巻。優勝を勝ち取るために、コレオや横断幕など、打てるだけの手をすべて打ったのだ。
サポーターの熱意は、試合前から高まっていた。競技場の外には、〈待たせたな新国立 俺達が浦和レッズだ!!〉と掲示。浦和レッズが出場した前回の天皇杯決勝である2018年(ベガルタ仙台戦)は、国立が使えなかったため埼玉スタジアムが会場だった。それを考慮しての、国立競技場への“上からあいさつ”をまずは見舞ったのだ。
さらに、〈声がなくても出来る事は沢山ある‼ 旗は掲げるだけじゃない。目一杯振れ‼ 手のひらが真っっっ赤になるまでデッカイデッカイ手拍子しよう‼〉や、〈闘うのは選手だけじゃない。史上最強の手拍子、響かせろ‼ 隣なんか気にせず、旗をブツけろ‼ 浦和レッズに関わる全員が一つになって闘うんだ‼〉とも掲示された。