10日、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が定例会見を行い、12日に行われる天皇杯準決勝に向けて意気込みを語った。
今シーズンの手腕が評価され、先日のJリーグアウォーズではJ1優秀監督賞を受賞したリカルド監督。
「表彰式のときにも言いましたが、この賞は自分だけがもらっているものではなく、選手、コーチングスタッフ、メディカルスタッフ、全員のおかげです。全員の努力の結晶としてこの賞をいただけたと思っている」
と、今回の受賞をチーム全員の功績として強調した。
さらに、
「Jリーグから今年の仕事が認められたことはうれしいが、もっと良いシーズンにして終わらせるチャンスはある。今シーズンはパーフェクトではないが、今のところ、良いシーズンだと言えるし、それを素晴らしいシーズンにするチャンスがあるので、あと2試合、まずこの準決勝をしっかりと闘いたい」
と、天皇杯獲得を見据える。
準決勝はセレッソ大阪と対戦。ルヴァンカップの準決勝でも対戦した相手だが、その時にはホームとアウェーともに失点し、準決勝で大会を終えた。
ルヴァンカップの借りを返したいところだが、リカルド監督は、
「私たちはこの試合をリベンジとして捉えているのではなく、テーマはあくまでも決勝に進んで優勝するということ。負ければ敗退というオール・オア・ナッシングだが、クラブの目標である(来季の)ACL出場権獲得と天皇杯優勝を達成したい」
と話す。