【サッカー日本代表「1・21」ウズベキスタン戦スタメン分析】神戸で「爆発」武藤嘉紀が生み出す「新オプション」と旗手怜央「長友佑都を食う男」!(1)の画像
旗手怜央   撮影:中地拓也

■1月ウズベキスタン戦から日本代表が始動

 期待値のある選手が、選ばれたと言えるだろう。

 来年1月21日開催のウズベキスタン戦の日本代表メンバーが、12月7日に発表された。同27日に控える中国とのW杯アジア最終予選へ向けて、シーズン開幕前の国内組に実戦の機会を与えるための試合である。同時に、2月1日のサウジアラビア戦への準備も兼ねたものになる。1か月以上も前にメンバーを発表したのは、1月16日の集合に合わせてコンディションを作ってきてほしい、ということだ。

 J1の12チームから、22人が招集されている。レギュラー格のGK権田修一、DF長友佑都酒井宏樹、FW大迫勇也を除く選手たちにとっては、代表定着への一発勝負のアピールの機会となる。

 とはいえ、中国戦とその4日後のサウジアラビア戦へ向けた「準備」という位置づけを考えると、主力格の4人は確実にピッチに立つだろう。GK、左サイドバック、右サイドバック、FWの一枚は、アピールの時間が限られることになる。

 そのほかのポジションでも、フレッシュな人材をどこまで起用できるか。「テスト」となれば少なくとも15分、できれば30分はピッチに立たせたいところだが、攻撃陣は初代表の小柏剛と荒木遼太郎だけでなく、代表から遠ざかっている選手が多い。招集した選手はもれなく使いたいぐらいだが、現実的には人数を絞らなければならないだろう。

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