J1の2021年シーズンが終了した。川崎フロンターレの優勝はすでに決まっていたが、最後まで争いが続いていたJ1残留争いでも、最後の1枠となっていたJ2降格チームが徳島ヴォルティスになることが決定した。
終わってみれば、連覇を果たした川崎は2位の横浜F・マリノスに勝ち点13差をつけるなど、今季もトップ独走でリーグ戦を終えた。ただし、横浜FMもシーズン後半に入ってから川崎に勝ち点1差に詰め寄った時期もあり、健闘したとは言える。
最終節でもホームで川崎を迎え撃った「神奈川ダービー」で、レアンドロ・ダミアンに先制を許しながらも同じゴール数で得点ランキング首位に並んでいた前田大然のゴールで追いつき、引き分けた。3位のヴィッセル神戸も最後は勝ち点6差に近づきはしたが、この神奈川勢の2強が2021年のJ1をリードした。
この「神奈川2強」が成立している構図が、他にもある。過去3シーズンの「賞金レース」である。