■賞金レースでのルヴァンカップの大きさ

 2019年からのここ3シーズンのJ1優勝を分かち合っているのだから、それも当然ではある。今季優勝の川崎には、3億円の賞金が贈られる。横浜FMは同じ金額を2019年に手にし、今季は2位として1億2000万円を獲得する。

 この「2強」が抜け出ているのは、他にも理由がある。ここ3シーズンにおいて、ルヴァンカップでも賞金を獲得しているからだ。川崎は2019年のルヴァン覇者となり、優勝賞金1億5000万円を獲得。2020年には、2チームとも3位(準決勝敗退)となり、それぞれ1000万円を「賞金レース」に加えている。

 ルヴァンカップは、この「賞金レース」において、大きな役割を果たしている。その恩恵にあずかり、今季のJ1では振るわなかったチームが賞金レース3位に浮上している。

PHOTO GALLERY ■【画像】過去3シーズンのJ1獲得総額トップ10
  1. 1
  2. 2
  3. 3