■PSGは確実性で大きく劣る
この試合でそうだったように、シティに限らず、チェルシー、リバプールらハーフタイムを待たずして試合途中での修正の応酬が当たり前になっている現在のプレミアリーグトップグループと比べると、PSGは確実性で大きく劣る。スーパーな存在だったヴェッラッティの不在は、その現実をわかりやすく見せた。
試合後、イングランドまで駆け付けたパリジャン達はブーイングで不満を露わにした。ポチェッティーノ監督は「0-0のハーフタイムでいくつか問題を解決し、1-0で試合をコントロールできた」と強がったが、その後の策の無さを見せてしまったことで虚しく響くコメントになった。
セルヒオ・ラモスが加わった3バックという選択肢も出てきた中で、ポチェッティーノ監督のチームコントロール、そしてゲームコントロール能力に対して懐疑的な声が高まっている。マンチェスター・ユナイテッドの監督に就任するのではないか、という噂も出ているが、果たして決勝トーナメントでのPSGはどうなるだろうか。
■試合結果
マンチェスター・シティ 2-1 パリ・サンジェルマン
■得点
50分 キリアン・ムバッペ(パリ)
63分 ラヒーム・スターリング(シティ)
76分 ガブリエル・ジェズス(シティ)