■PSGは逆転負け
そして76分、右サイドの深い位置でギュンドアンがボールを持つと、マフレズに下げたところから大きくペナルティエリア内の左サイドへ。ベルナルド・シウバがフリーでそれを受け、やはりフリーになっているジェズスに折り返すと、丁寧に流し込んで逆転ゴールが生まれた。
サイドでボールを持たれた時の対策がないままだった、ということに加え、マフレズのロングボールに対してエリア中央にはマルキーニョスとハキミの2人がいたものの、アタッカーを増やされていたことでジェズスとスターリングの2人につかなければならず、その奥にいたシウバがフリーとなってしまっていた。
マフレズにボールが渡ったタイミングで、ハキミは自身の後ろにいるシウバを確認している。しかし、よりゴールに近い位置にいるジェズスに一旦つくしかなかった。PSGは、ポチェッティーノ監督がシティの変化に対応しなかったツケを逆転負けという結果で払うことになった。
前回の対戦や今回の先制ゴールのように、選手任せでも噛み合えばPSGはシティを上回る破壊力を持っている。しかし、それだけでは目標であるCL制覇までひたすら一か八かのギャンブルを繰り返すことになる。