【チャンピオンズリーグ分析】マンチェスター・シティ対パリ・サンジェルマン PSG指揮官ポチェッティーノの限界「変化に対応しないチームの末路」【PSGはなぜグアルディオラに逆転負けしたのか】(2) の画像
ペップ・グアルディオラ監督 写真/原悦生

UEFAチャンピオンズリーグ グループA第5節 マンチェスター・シティvsパリ・サンジェルマン 2021年11月24日(日本時間29:00キックオフ)】

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 63分、左サイドで押し込まれたところから中央にいるロドリにボールが渡ると、PSG全体が固まってしまった。ロドリは右サイドを一気に駆け上がったウォーカーへ中弾道のパスを悠々と通し、ダイレクトで折り返されたボールがジェズスに当たりながらスターリングへ繋がってゴールとなった。

 右サイドの守備にあたっていたメンデスとイドリッサ・ゲイェはどちらも手前にいたイルカイ・ギュンドアンに意識を向けており、ウォーカーのランに対応できなかった。絞ったところから最奥を突く、という攻撃はシティの十八番だ。前半からサイドでボールを持たれることを許容し続けたポチェッティーノ監督だったが、それには特別な狙いがあるわけではなく、シティ対策をチームにもたらすことができていないことが結果で表れることになってしまった。

 このゴールシーンを見たポチェッティーノ監督の対応は、中盤の足が止まってしまっているからリフレッシュさせる、というものだった。

 サイドでボールを持たれることについて守り方を変更することはなく、シティのアタッカーが増えた部分に対しても特別な修正を加えることはなかった。

 それを見たグアルディオラ監督はジェズス以外の選手交代を使わず、このまま続ければ勝てる、と読んだ。

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