■サウジアラビアを超えるスコアで勝ちたい
ベトナムは油断のできない相手である。2019年のアジアカップでは、1対0で辛うじて勝利した。ここまで4連敗で最下位に沈んでいるものの、17年9月からチームを率いる韓国人指揮官のもとでプレーモデルが確立されている。
それでも、サウジアラビア、オーストラリア、オマーン、それに中国は、ベトナムを退けている。日本からすれば得失点差をプラスへ持っていくためにも、勝利だけでなく複数得点が必要だ。
ベトナムのホームには2位のオーストラリアがすでに乗り込んでおり、1対0で勝利している。このスコアを上回ることを最低限のノルマとし、サウジアラビアがホームで記録した3対1のスコアも超えたい。ズバリ、3対0で勝ちたい。
16日に対峙するオマーンには、ホームで0対1の苦杯をなめた。最終予選の順位決定が当該チーム同士の結果にまでもつれると、直接対決の勝点、得失点差、総得点の順番に問われる。アウェイで勝点3を取るのはもちろんだが、得失点差と総得点でもオマーンを上回っておきたいのだ。
ホームのスコアの裏返しとなる1対0では、得失点差や総得点で上回ることができない。「2点差以上の勝利」をノルマとするのはそのためで、2対0や3対1に持っていきたいのである。