【川崎と日本代表の新たな力】「セルティック移籍」実現の場合のポジションと移籍成功の論理【旗手怜央の可能性と未来】(2)の画像
旗手の未来が、さらに大きく広がろうとしている 写真:中地拓也

 11月3日、今季のJ1リーグ優勝チームが決定した。4試合を残して、川崎フロンターレが連覇を果たしたのだ。
 早々とタイトル連覇を決め、シーズン途中には三笘薫田中碧がヨーロッパへと羽ばたいた。だが、川崎の「波」はまだ途切れない。新たな可能性が、飛躍の予感を高めている。
 旗手怜央、23歳。J1連覇の翌日、日本代表に初選出された。シーズンは終盤に入っているが、新たな物語の展開を予感させる。

■日本代表選出前に届いたニュース

 J1連覇を決めた翌日、旗手玲央は日本代表に初選出された。そのニュースが届く数時間前、一味違う一報が世界をかけめぐった。セルティックが旗手獲得に動く、というニュースである。

 現在のセルティックは、日本サッカー界からの恩恵を享受している。ヴィッセル神戸から獲得した古橋亨梧が、得点を重ねてファンの心をつかんでいるのだ。

 先導役は今季途中まで横浜F・マリノスを率いていたアンジェ・ポステコグルー監督である。日本サッカーを熟知する指揮官は、アジアが選手獲得において魅了的なマーケットであると公言。また、この冬に補強が必要であることも明言している。

 日本のメディアでも、ポステコグルー監督の教え子である前田大然が次の獲得候補であると報じられ、現地スコットランドの報道も同じ方向性だった。そこに加わったのが、旗手の名だった。

 日本のスポーツ紙の報道を受けてのニュースとしているスコットランドのメディアもあるが、スコットランドサッカー専門の現地ニュースサイトは、独自の情報として、セルティックが旗手の代理人を通じてすでに交渉がスタートしていると伝えている。

 Jリーグのシーズンが終了する時期が、セルティックにとって選手獲得に好都合な時期であることはポステコグルー監督も口にしている。また、前述のサイトによれば、川崎フロンターレと旗手の契約が満了となる1月31日以降ではなく、多少の移籍金を払ってでも獲得を急ぐ可能性があるという。

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