■１０月３０日／ルヴァンカップ決勝 名古屋グランパス―セレッソ大阪（埼スタ）
３０日にルヴァンカップ決勝戦が行われ、名古屋グランパスとセレッソ大阪の試合は、名古屋が２－０で勝ち、ルヴァンカップ初制覇を果たした。１１年ぶりの国内主要タイトルの獲得に、名古屋イレブンは歓喜に沸いた。
両者は２７日に行われた天皇杯準々決勝で対戦したばかり。この試合は、Ｃ大阪が３－０で名古屋を完封した。１０月に入ってからの名古屋はＡＣＬの準々決勝で敗退し、天皇杯でもベスト８で姿を消した。
決勝の前日会見で、名古屋のマッシモ・フィッカデンティ監督が「犠牲を払いながらここまでやってきたので、タイトルを獲得できればそれが間違っていなかったんだと証明できる」と話していたように、この短期間のあいだにタイトルの可能性を２つ失った名古屋にとって、ルヴァンカップにかける思いは底知れぬほどのものがあったのだろう。
それは、選手たちのプレーの様子にも表れていた印象だ。９０分をとおして、名古屋の選手たちは全員で走り切り、守り切り、タイトル獲得への貪欲さを感じさせた。
