【J2分析】『前しか見るな俺たちが勝利を掴み獲る』の横断幕に応えた磐田【大宮アルディージャVSジュビロ磐田】「磐田らしさとイコールの遠藤保仁」(1)の画像
状況把握を欠かさない遠藤保仁 撮影:原壮史
大宮アルディージャ対ジュビロ磐田 20211030

【明治安田生命J2リーグ 第36節 大宮アルディージャvsジュビロ磐田 2021年10月30日 14:03キックオフ】

 この日、大勢の磐田サポーターが駆け付けたアウェイゴール裏には、チームへのメッセージが書かれた横断幕が掲示されていた。そこには『前しか見るな俺たちが勝利を掴み獲る』と書かれていた。

 リーグ首位の磐田は、この試合までリーグ戦12試合負けなしではあるものの、栃木と愛媛に2試合続けて引き分け、天皇杯では大分に敗戦、と直近3試合で勝ちなし。この試合で悪い流れを断ち切りたいところだった。

チームが苦しくなると試合の中心になる遠藤保仁 大宮VS磐田(20211030) 撮影/原壮史

 しかし、この試合ではここまで20点を決めてJ2得点ランキングトップにいるルキアンが出場停止。それだけでなく、この日の朝には鈴木政一監督が体調不良で検査入院していることがクラブから発表された。しかも、試合では9分という早い時間にフリーキックから大宮に先制を許してしまった。

 そんな状況でも、サポーターからのメッセージ通り、選手たちは前を向いた。失点後はボールを支配して攻勢を強めながらもなかなかゴールが生まれない展開となったが、苦しい時にも決して慌てずに自分たちの戦い方を繰り返し続けた。

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