J1リーグ第33節 浦和レッズ―柏レイソル
10月22日(金)|19:00 埼玉スタジアム2002
【今節のみどころ】
今シーズンも残り6試合となった。上位勢は来季のACL出場権の獲得、下位チームは降格圏からの脱出に向けて、負けられない試合が続く。今節は、ACL出場圏内となる3位フィニッシュを目指す浦和レッズと、来季の残留を確定させたい柏レイソルが対戦する。
浦和は、ヴィッセル神戸との上位対決で大量失点した後、ルヴァンカップも準決勝で敗退。前節のG大阪戦で巻き返しを図ったが、精度を欠き、引き分けに終わった。上位チームから引き離されないためにも、今節はホームでしっかり勝ち切りたいところ。
一方の柏にとっては、現在の順位は13位だが、降格圏となる17位の湘南ベルマーレとは勝ち点差が9と、まだ安心はできない。さらに、残り6節では中位から下位に位置するチームとの直接対決が多いため、ここで勝ち点をできるだけ積み上げておきたい。
■浦和レッズ
5位 勝ち点55 16勝7分9敗 37得点33失点 得失点差4
【出場停止】なし
【出場微妙・故障者】興梠、トーマス・デン
【直近5試合結果】
L△1-1 G大阪(H)
ル●0-1 C大阪(A)
ル△1-1 C大阪(H)
L●1-5 神戸(A)
L○2-1 FC東京(A)
【通算対戦成績】
H 27試合・13勝 5分 9敗
A 27試合・11勝 4分12敗
計 54試合・24勝 9分21敗
【直近対戦成績】
2021年 6月23日 J1第19節 ○2-0(A)
2021年 5月 5日 ル杯第5節 △3-3(A)
2021年 3月27日 ル杯第2節 ●0-1(H)
2020年10月14日 J1第22節 △1-1(A)
2020年 7月22日 J1第 6節 ●0-4(H)
【今節のみどころ】
前節のG大阪戦では、シュート数が25本と再三の決定機を作ったが、フィニッシュの精度を欠いた。後半アディッショナルタイムにはPKで先制し、そのまま試合終了かと思われたが、そのわずか1分後に相手にもPKを与えてしまい、リードは一瞬にして消えてしまった。
好調をキープしていた浦和だが、10月に入ってからはカップ戦も含めていまだに勝ち星がない。攻撃展開のスピードやコンビネーションは健在だが、直近の試合では相手の対応に手こずる場面も見られ、チャンスを確実に仕留める精度を高めたい。
今節は柏をホームに迎える。停滞感を払拭するためには、フィニッシャーになれる選手をいかにフリーにできるかが鍵を握るだろう。注目選手はMF江坂任。9月はワントップ起用で結果を残していたが、日を追うごとに相手からのマークは厳しくなっている。しかし、G大阪戦では遠目からゴールを狙うなどシュートへの意識も高い。古巣のゴールネットを揺らし、チームを救えるか。