■ＤＦ岩波「ここからもう一段階、上にいくには力が足りない」
チームが強くなれば、相手からは分析もされる。相手が攻撃のバリエーションを増やしてくることもあるだろう。ＧＫ鈴木彩艶も、一度は防いだ失点シーンについて、「（こぼれ球からの）シュートを打たれる前に時間があったので、もう少しタイミングを見て寄せることができていれば、ボールをはじいたり、体のどこかに当てることはできたのかもしれない」と、振り返った。
ルヴァンカップ獲得はならなかったが、リーグ戦では来季のＡＣＬ出場をかけた上位争い、そして天皇杯も待ち受けている。チームの中堅である岩波は「今日はゴールを取りにいかなければいけない状況で少し冷静さを欠いてしまった。僕より若い選手もたくさんいて、もっとチームを落ち着かせていければよかった。ここからもう一段階、上がっていくためにはまだまだ力が足りないというということ。残りの天皇杯とリーグ戦でＡＣＬ出場権を得るという目標に向かって、またやり直していきたいです」と、次なる目標を見据えた。
若手の鈴木も、「公式戦デビューがこの大会だったので、そこから成長できて、リーグ戦で活かせたところもたくさんある。（ルヴァンカップ獲得という）チームとしての目標を１つ達成できなかったので、リーグ戦と天皇杯でこの経験を活かしたいです」と前を向いた。
■試合結果
セレッソ大阪 １―０ 浦和レッズ
■得点
５３分 加藤陸次樹（セレッソ大阪）
