■シュツットガルト伊藤に続け!J2から次に世界へ飛び出すのは?
7月までJ2リーグでプレーしていた選手が、ドイツ・ブンデスリーガのピッチに立っている。今夏にジュビロ磐田からシュツットガルトへ移籍した伊藤洋輝だ。クラブ側から「セカンドチームでスタート」と言われていた22歳は、プレシーズンに実力を証明してシーズン開幕からベンチ入りし、リーグ戦3試合目でデビューを飾ったのだった。
J2からヨーロッパのクラブへ移籍した選手と言えば、高木善朗(現アルビレックス新潟)、久保裕也(現FCシンシナティ)、奥川雅也(現ビーレフェルト)らがいる。ポルトガル1部のジル・ヴィセンテで2シーズン目を過ごしている藤本寛也は、東京ヴェルディからの期限付き移籍でプレーしている。
ヨーロッパではないが、現在はギラヴァンツ北九州に所属する椿直起も、昨シーズン終盤にオーストラリアAリーグのメルボルン・シティFCへ期限付き移籍した。リーグチャンピンとなったチームに今年6月末まで在籍し、7月に所属元の横浜F・マリノスから再び北九州へ期限付き移籍した。
J2から海外へ移籍した選手として、忘れてはいけないのが冨安健洋だ。近年の日本人選手で最高のキャリアアップを果たしている彼は、J2のアビスパ福岡からベルギーのシントトロイデンへ向かった。J1リーグにも出場しているが、国内での土台はJ2で築かれたものだった。
現在進行中のJ2リーグからは、“ネクスト伊藤”と言うべき存在を見つけることができる。世界への扉を開く可能性を秘めた6人をピックアップする。期待値を込めての選考だが、彼らのポテンシャルが秘めているのは間違いない。