■この2試合で唯一のゴールを決めた大迫は?
B評価は堂安律、古橋亨梧、大迫勇也の3人だ。堂安はオマーン戦の63分から出場。古橋や久保とともに流れを変え、日本にリズムを与えていた。中国戦での出場はなかったが、古橋と長友佑都の怪我がなければ、途中投入もあったかもしれない。あとは、途中出場でもゴールを決められる存在になれるかどうか。残留を決めたPSVでさらに磨きをかけてほしい。
古橋はオマーン戦の後半頭から途中出場。シンプルなプレーと仕掛けでチャンスを作った。怪我で途中交代となったが、中国戦でもまずまずのパフォーマンスを見せた。スコットランドで大活躍中であるだけに物足りなかった部分もあり、今回はB評価になった。それでも、次の代表戦でコンディションが万全であれば呼ぶべき選手だろう。怪我が長引かないことを祈りたい。
大迫が、今回のオマーン戦、中国戦での唯一のゴールスコアラーになった。両試合フル出場を果たした大迫だが、オマーン戦では物足りなさがあった。しかし中国戦では伊東からのクロスを見事ダイレクトで合わせ、ゴールを決めて見せた。大迫のゴールがなければ、引き分けに終わっていたかもしれないということを考えると、一定の評価は与えられる。だが、追加招集のオナイウ阿道の出場がなく、ワントップは大迫に頼らなければいけないのが現状だ。早く大迫の後継者を見つけたいが…。