■圧倒的な存在感を見せた20歳

 中国戦でアシストを記録した伊東にA評価をつけた。オマーン戦は先発出場したが、オマーンのディフェンスに苦戦し、武器であるスピードを披露することができなかった。それでも中国戦では、その武器であるスピードと正確無比なクロスからゴールを演出。ベルギーで活躍するスピードスターの今後の活躍に期待できそうだ。

 A以上のA+となったのが久保建英だ。オマーン戦では出場時間が短かったものの、積極的にボールに絡み流れを変えた。中国戦ではトップ下の位置で先発に名を連ねると、ドリブルやポスト直撃のシュートなど圧倒的な存在感を発揮していた。ゴールがあれば、なお良かったが、これからの可能性を感じさせる動きだった。所属するマジョルカでこのまま出場時間を積み重ねれば、日本代表の主力定着も見えてくる。

 日本の将来のためにも、ワールドカップ予選で経験を積ませることは大きいかもしれない。

PHOTO GALLERY ■【図表】日本代表、オマーン代表戦&中国代表戦の3段階査定【オフェンス編】
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