■江坂&小泉の「最強中盤」 <4-1-4-1>

 浦和は4月のリーグ戦において、一時期、4-1-4-1のシステムを使用していた。この布陣でスタートしたリーグ戦は3試合。開幕当初は苦しんだものの、4-1-4-1のフォーメーションを採用すると同時に戦績も持ち直し、チームも軌道に乗ったという印象だった。今後は、オプションとして試合中から使われる可能性も高い。

 このフォーメーションで見てみたいのは、やはり江坂と小泉の同時起用だ。江坂の移籍決定時からこの2人の融合が期待されていたが、9月1日に行われたJリーグカップ準々決勝の川崎戦では、江坂と小泉がはじめて同時にスタメンで起用された。

 2人は絶妙な距離感で攻撃を牽引し、実際、江坂と小泉の連携からMF関根貴大の先制ゴールが生まれた。この試合後、江坂が「佳穂と自分が良い距離間を保てたことで、チーム全体の距離間も良くなった」と話すように、江坂と小泉が連携することで、チームへの相乗効果も期待できる。

 アンカーの位置についても、今夏に移籍してきた平野佑一だけでなく、MF柴戸海も4月の時点ではアンカーを務めていたため、選択肢は多そうだ。

その2へ続く
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