■「まあ、いい薬にはなったよ」「20あれば少なくとも2位には入れる」

大住「そうだね。別に手を抜いているわけではないんだろうけど、“やってやろう”っていう気持ちがないように感じた。オマーンにあって日本になかったのは、その点かもしれないね」

後藤「別に勝てないにしても、“0-0で終わらせよう”っていう確認をすることはできたじゃない」

大住「絶対に点はやらないで終わろう、っていうことをね。もしくは、“あそこで何回もクロスを上げられているから気をつけようぜ”って言ってもいいしね」

後藤「そう。そういう話を全然していなかった」

―先が思いやられる、という印象ですね。

後藤「まあ、いい薬にはなったよ。けど、次の中国戦が大変かな。要するにホームで勝って、アウェイで引き分けて、合計で勝ち点20を取れば大丈夫なわけですよ。

 それで、今回はホームで負けちゃったから、次のアウェイで勝ちを取ってくればいいわけでさ」

大住「そう、後藤さんが言ったように勝ち点20なんだよね。20あれば少なくとも2位には入れる」

後藤「つまりホームで全部勝って、アウェイで全部引き分けると、ちょうど20になるからね」」

大住「2節×5カ月でやるわけでしょ?だから、2節で4ポイントを取ればいいわけ。だから、毎月1勝1分けでOKなんだよね」

後藤「だから、今度の中国戦はアウェイだけど引き分けでなく勝って、勝ち点3にしておけば、ほぼ計算通りに行く。けど、もうひとつ負けてしまうと、いよいよ火がついちゃうね」

  1. 1
  2. 2
  3. 3