【J1分析】小泉佳穂、明本考浩、西大伍、江坂任、平野佑一…多彩ユーティリティ選手で後半は「システム併用」の可能性も【浦和レッズしのぐ】(2)の画像
江坂任ら大型補強を行った浦和のシステムは… 撮影/中地拓也

■8月29日/J1第27節 湘南ベルマーレ浦和レッズ (レモンガス)

その1はこちら

 29日にJ1第27節が行われ、湘南ベルマーレと浦和レッズの試合は、両者に得点は生まれず、0-0の引き分けに終わった。4連勝を目指した浦和だったが、連勝は3でストップした。

 ここまでの浦和はリカルド・ロドリゲス監督が好む4-2-3-1のシステムを主軸にするが、今シーズンは3バックの相手を苦手としている。3バックを採用するチームとの対戦は、カップ戦も含めてここまで11試合で、戦績は3勝5分3敗。実際、今シーズンの浦和と湘南の試合はカップ戦も含めてこれで4度目の対戦となったが、浦和は3分1敗で、そのうち3試合は0-0に終わっている。

 リカルド・ロドリゲス監督も試合後の会見では、「今年は湘南相手に勝てていないし、個人的にも過去の対戦では湘南に勝てたことがないので、Jリーグの中でも嫌な相手だった」と、本音をこぼす。「湘南は前から強く来るところや戦うところが優れたチームで、今回も5-3のブロックを崩すことは簡単なことではなかった。今日は、前半と後半に一度ずつあったチャンスを決め切れていればというところだったが、チャンスの数をもっと増やしていかなけらばならない」と、堅守から攻撃を図る相手に対してどのように得点に結びつけるかという課題について述べた。

  1. 1
  2. 2
  3. 3