■8月21日/J1第25節 横浜F・マリノス5ー0ベガルタ仙台(ニッパツ)
横浜F・マリノスが2戦連続となる5得点を奪って、ベガルタ仙台に大勝した。
25分にヘディングシュートで先制ゴールを奪ったFWレオ・セアラが、62分と70分にも得点を決めてハットトリックを達成。MFマルコス・ジュニオールとMF天野純もゴールを奪ってスタジアムを盛り上げた。攻撃だけでなく、仙台の攻撃をシャットアウトして守備陣も奮闘。これで12戦連続不敗としたマリノスは、ついに逆転優勝を射程圏内に捉えた。
ニッパツスタジアム3連戦を5得点で締めくくった。とはいえ、開始直後はどちらに流れが傾いてもおかしくない展開だった。横浜がボールを支配したものの、仙台が築いた守備の壁をなかなか破れない状態が続く。その状況で、結果的にオフサイドではあったものの7分に仙台の富田晋伍が惜しいシュートを放つ。そしてマリノスもエウベルが決定的なシュートに持ち込むなどしたものの、いずれもスコアを動かすには至らなかった。
ゲームの支配権を横浜がつかんだのは26分。FWレオ・セアラがゴールを決めたのだ。DF小池龍太がなんとか仙台のゴール前に送ったハイボールに、セアラと仙台DFアピアタウィア久、さらにGKヤクブ・スウォビィクの3人が競りに行く。そのボールに最初に触ったのが、セアラだった。連携が乱れた仙台の守備陣2人をあざ笑うかのように、ボールはゴールネット右隅を揺らしたのだ。勇気ある飛び込みが、先制弾を生んだのだ。