J1リーグ第24節 柏レイソル―川崎フロンターレ
8月14日(土)|19:00 三協フロンテア柏スタジアム
川崎フロンターレが止まらない。2位の横浜F・マリノスが勝ち点8差と何とか食らいついているが、3位のサガン鳥栖とは勝ち点20差が開いている。このまま独走でゴールへと飛び込むのだろうか。
もしかしたら今節は川崎にとって、危険な曲がり角かもしれない。田中碧、三笘薫という2人の主力が欧州へと羽ばたき、さらに前節はレアンドロ・ダミアンが試合中に負傷。鬼木達監督は軽傷であると伝えているが、小林悠も完全復帰はまだである現状で、万全ではないことも事実である。
その昨季王者を迎え撃つ柏レイソルには、上昇の気配がある。この夏に獲得した武藤雄樹もフィットし、前節には終了間際のゴールで中断期間を挟みつつも連勝を果たした。しかも倒した相手は鹿島アントラーズ、ヴィッセル神戸という上位チームだった。
今季前半戦での対戦では1-0で川崎が勝利したが、残り10分で被弾するまで柏も粘りを見せていた。「曲者」相手に、いよいよ川崎に今季初めて土がつく日が訪れるか!?
■柏レイソル
15位 勝ち点23 7勝2分14敗 24得点33失点 得失点差-9
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
L○2-1 神戸(A)
L○2-1 鹿島(H)
天●1-2 京都(H)
L●1-2 横浜FM(H)
L○4-2 湘南(A)
【通算対戦成績】
H 17試合・ 9勝3分5敗
A 17試合・ 4勝3分10敗
計 34試合・13勝6分15敗
【直近対戦成績】
2021年 3月13日 J1第 4節 ●0-1(A)
2020年12月19日 J1第34節 ●2-3(H)
2020年 7月11日 J1第 4節 ●1-3(A)
2018年11月 3日 J1第31節 ●0-3(A)
2018年 5月12日 J1第14節 ●1-2(H)
【今節のみどころ】
上昇の気配が漂う。前節の神戸戦では、堅守速攻がしっかりと形を取った。ペドロ・ハウルの連続得点はならなかったが、相手GKに冷や汗をかかせるヘディングを放っている。そのシュートを導いたのは、加わったばかりの武藤雄樹のクロス。武藤はゴール場面にも絡んでおり、運動量もチームを攻守に助けていた。
首位の川崎を相手に、良い状態で試合に臨める。約1カ月の中断期間を挟んではいるものの、2試合連続の複数得点は今季初。いや、むしろ中断期間の立て直しが奏功したと言うべきかもしれない。
川崎にボールを持たれる時間が長くなるだろうが、今ならばそれも怖くはない。ボールを持たせているという意識で試合を進めれば、カウンターの威力はさらに増すはずだ。