■勝負を決めたアセンシオの左足

 警戒すべき選手の警戒すべき左足でゴールを許してしまった。もちろん、アセンシオの左足は日本の選手の頭の中に入っていただろう。それでも、決めきる力がアセンシオにはあった。単純に、後半途中から出てきて他の選手より体力があったから決めることができたというわけではない。拮抗した状況でも決めることができる世界の実力を見せつけられた。

 それでも、日本が115分までスペインを0に抑えていたのは事実。優勝候補の一角であるスペインをあと一歩のところまで追い詰めていた。世界レベルに近づいていることは自信を持って良いはず。ただ、その一歩の差がとんでもなく大きいのかもしれない。

 8月6日に3位決定戦を迎える日本。果たして。53年ぶりの銅メダルを獲得することができるだろうか。

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