■115分まで0−0。均衡を破ったのは…
日本はCBの吉田麻也と板倉滉、さらにはボランチの遠藤航を中心にスペインの攻撃を凌ぐ。攻撃は久保建英や堂安律などを中心にスペインゴールに迫るものの、ゴールを奪えないまま90分が終了した。そして、森保一監督は90分が終了後、ここまで日本の攻撃を牽引してきた久保と堂安の二人を下げる決断をした。
後半途中から出場した相馬勇紀が積極的に左サイドで仕掛けチャンスを多く演出。延長前半から出場した前田大然も、スペインゴールに迫るシーンもあった。だが、ゴールには届かず延長後半を迎える。
日本が失点を喫したのは115分だった。ヘスス・バジェホのスローインから右サイドでミケル・オヤルサバルがボールを受けると、ボールキープから田中碧と中山雄太の間を通すパスを供給。そのボールを受けたアセンシオが反転から左足のシュート。これがファーサイドに決まり、スペインが均衡を破った。