■アテネ五輪後に海外移籍を勝ち取った男
ポジション:FW
生年月日:1982年6月9日(39歳)
歴代所属クラブ:セレッソ大阪(現所属)、マジョルカ、ヴィッセル神戸、ヴォルフスブルク、川崎フロンターレ、FC東京、ジュビロ磐田、東京ヴェルディ
五輪出場歴:アテネ
大久保嘉人は国見高校在籍時に高校3冠を達成。争奪戦の末、2001年にセレッソ大阪が同選手を獲得した。若手の頃は多少荒っぽいところはあったが、決定力のあるFWとしてJリーグでも活躍。そして2004年のアテネ五輪代表に選出された。
アテネ五輪では日本はグループリーグ敗退となるものの、大久保個人としては全3試合に出場し2得点を記録するなど活躍。五輪での活躍が認められると、2004年11月にスペインのマジョルカへレンタル移籍を果たす。
マジョルカのデビュー戦でいきなりゴールを決める活躍をしたが、その後は出場機会が限られることに。しかし、残留争いをしていたシーズン終盤に出場機会を与えられると、36節と37節で1ゴールずつ決め、チームの奇跡の残留に貢献した。
2006年のワールドカップメンバーから外れた大久保だったが、同年6月にC大阪に復帰。2007年1月にはヴィッセル神戸へ移籍。その2年後にはドイツのヴォルフスブルクへ移籍を果たす。その後は川崎フロンターレやFC東京、ジュビロ磐田や東京ヴェルディなどでプレーし、今季はC大阪でプレーしている。
ワールドカップは南アフリカとブラジル大会に出場。日本を代表するストライカーとして、39歳となった今でも現役でプレー。五輪での活躍により海外移籍を掴み取り、ステップアップしていった一人だ。