■アーセナル移籍を勝ち取った日本を代表するボランチ

MF:稲本潤一

ポジション:MF

生年月日:1979年9月18日(41歳)

歴代所属クラブ:ガンバ大阪、アーセナル、フラム、WBA、カーディフ、ガラタサライ、フランクフルト、レンヌ、川崎フロンターレ、コンサドーレ札幌(北海道コンサドーレ札幌)、SC相模原(現所属)

五輪出場歴:シドニー

 稲本潤一は1999年のワールドユースに出場し、準優勝を経験。この世代を代表する選手の一人だ。翌年のシドニー五輪代表に選出された稲本はチームの中心として活躍。全試合に出場し、グループリーグのスロバキア代表戦では1ゴールを記録。ベスト8進出に貢献した。その後A代表にも選出され、日本代表の主力に成長した。

 そして、当時アーセナルを率いていたアーセン・ベンゲル監督に認められ、2001年にアーセナルへ移籍。レンタルでフラムに移籍することになるが、その後はトルコ、ドイツ、フランスでプレー。稲本も日本人の海外移籍の道を切り開いた一人である。

 稲本を語る上で忘れてはいけないのが、2002年の日韓ワールドカップだ。ベルギー戦とロシア戦でゴールを決め、日本の同大会初勝利と初の決勝トーナメント進出に貢献した。その後ドイツ、南アフリカと3大会連続のワールドカップ出場。国際Aマッチ通算82キャップを誇る日本を代表するボランチだ。

 稲本は2010年に川崎フロンターレに移籍し、Jリーグへ復帰。2015年からはコンサドーレ札幌(北海道コンサドーレ札幌)、2019年からは当時J3のSC相模原でプレーしており現在も現役を続けるレジェンド級の選手だ。

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