■ACL組のホンジュラス戦起用はいかに⁉
問題は“左”だ。左サイドでは三笘薫と相馬勇紀が争い、左サイドバックでは旗手怜央と中山雄太が争う。つまり、川崎フロンターレの2人がポジションを争っているのだ。現状では、川崎勢がリードしていると思われるし、この2人を同時に起用すればコンビネーション面でも期待ができる。
ただし、三笘と相馬は時期を同じくしてACLに出場。相手はアジア勢にはなるが、異国の地で相馬は存分にその突破力を披露した。五輪を前に大きなアピールとなったことは確実で、ホンジュラスとスペインを相手にさらなるアピールを重ねれば、三笘を脅かすことになりそうだ。
左サイドバックは旗手が最有力だが、これまで何度も中山を起用してきた森保監督だけに、サプライズがあるかもしれない。旗手であれば粘り強い守備と機を見た攻撃参加はもちろん、流動的に崩しの場面に加わることもできる。個人での推進力もある。
川崎と名古屋がACLに出場し、帰国したばかりの三笘、相馬、旗手の3人はホンジュラス戦ではスタメン起用を避けるかもしれず、序列に影響を与えるかもしれない。森保監督はどのような判断を下すのか。2連戦から目が離せない。