■江坂が観戦する目の前で小泉がゴラッソ！
この完勝試合の前に、浦和は大型補強のリリースを立て続けに出している。
日本代表DF酒井宏樹、デンマーク人DFアレクサンダー・ショルツ、そして元日本代表MF江坂任の獲得だ。
右サイドバックでレギュラーの西大伍はマルチプレイヤーであることから、中盤にポジションを移すことが予想される。江坂は２列目での起用が考えられるし、場合によっては小泉の３列目起用もありうる。浦和の多くの選手に、競争の危機感を与えていることにもなる。
江坂は浦和の一員として初めて埼玉スタジアムで試合を観戦したが、その前で小泉はＪ１初ゴールを決めてみせた。“チームの活性化”という言葉でくくるには単純かもしれないが、そう感じさせるインパクトだった。
一方で、懸念されるのがユンカーの調子だ。大型補強の先陣を切ったデンマーク代表ＦＷは、加入からゴールを量産し続け、リーグ戦８試合で７ゴールを挙げている。しかし、ここ２試合で見せたプレーは、精彩を欠いていた。
北欧のストライカーに、いったい何が起きているのか――。
