■生え抜きもポジションを勝ち取る
ユンカーに続き、酒井、ショルツ、江坂(移籍が決まればだが)の3人が主軸の座を掴めば、浦和レッズの姿は昨シーズンから比べて一気に変わったものとなる。一抹の寂しさを感じるサポーターもいるかもしれないが、3か年計画を立ち上げた段階で、浦和は改革を欲していた。その改革が、順調であることを示す何よりの証拠だろう。
惜しくも18人のメンバー入りしなかったものの、東京五輪にサポーターメンバーとして帯同するGK鈴木彩艶が西川周作からポジションを勝ち取るなど、生え抜きの存在感も薄まってはいない。リカルドレッズがどのような軌跡を描くのか。そして、今シーズンの終了時点でどのような立ち位置を掴むのか。“赤い悪魔の新章”は始まったばかりだ。