【明治安田生命J1リーグ 第18節 アビスパ福岡vsヴィッセル神戸 2021年6月19日 13:03キックオフ】
奈良竜樹、ドウグラス・グローリ、菊池流帆、と両チームのセンターバックに力強いプレーが売りの実力者が揃ったこの試合で目を引いたのは、ここにまだ名前が出ていない最後の1人、ヴィッセル神戸の小林友希だった。
ボランチができるほど足元の技術がある左利きのセンターバック、として知られている小林は、ヴィッセル神戸に復帰を果たしてからはどうしてもトーマス・フェルマーレンや菊池と比べられがちだ。
積極性を促すパスをどんどん蹴ってビルドアップの質を高めるフェルマーレン、積極的に攻守で前に出て勝負する菊池、という2人と比べると、どうしても無難なプレーの枠に収まっているような印象を受け、物足りなさを感じていた。
特に菊池とコンビを組むと、プレーだけでなく振る舞いでも目立つ菊池に自然と目がいってしまうし、足元に優れているというイメージから、ビルドアップでもっと活躍することを期待してしまう。