■磐田がJ1昇格圏の2位に初めて浮上
京都と同勝点の38とした磐田は、5位のヴァンフォーレ甲府との上位対決を制した。開始早々にセンターバックが退場した相手に対して、15分に先制点を奪う。この日がJリーグ通算700試合出場となった遠藤保仁のCKから、大津祐樹がこぼれ球を豪快に蹴り込んだ。
これが決勝点となり、磐田は1対0で試合をまとめた。今シーズン4点目をあげた大津が「後ろがすごく安定して守ってくれている」と話すように、このところの磐田は守備の安定感を高めることで攻撃が活性化している。攻守がガッチリと嚙み合っているのだ。
5試合連続のクリーンシートで8試合連続負けなしとし、磐田は今シーズン最高位の2位に浮上した。昨シーズンは開幕節の3位が最高位だったから、2019年のJ2降格から初めてJ1昇格圏に位置したことになる。このまま昇格圏を維持できるのか、磐田から目が離せなくなってきた。