【Jカップ分析】浦和がベスト8進出(2)ユンカーとの最強コンビ!小泉佳穂は移籍後初ゴールに「お待たせしてしまって…」の画像
浦和レッズのMF小泉佳穂が移籍後初ゴール 撮影/中地拓也

■6月13日/Jカップ・プレーオフステージ第2節 浦和レッズヴィッセル神戸 (浦和駒場)

 Jリーグカップのプレーオフステージ第2節、浦和レッズとヴィッセル神戸の試合が13日に浦和駒場スタジアムで行われた。試合は2-2の引き分けに終わり、2試合での合計を4-3とし、浦和がプライムステージ準々決勝進出を決めた。

 先週、神戸のホームで行われた第1戦では、序盤に神戸に先制されたものの、浦和はアウェーゴール2点を決めて逆転し、2-1で勝利していた。優位な状況で迎えた第2戦では、2点差以上で勝たなければならない神戸に立ち上がりから攻め込まれる。司令塔のMFアンドレス・イニエスタを中心にボールを支配され、浦和にとっては我慢の時間帯が続く。

 しかし、前半16分、相手のCKからこぼれ球をMF小泉佳穂が拾い、一気にカウンターを仕掛ける。FWキャスパー・ユンカーに一度預けたが、ユンカーからのラストパスを受けた小泉がゴールに流し込み、浦和が先制に成功した。小泉にとっては、移籍後初ゴールとなった。

 神戸はその6分後、右サイドからDF酒井高徳がクロスを送ると、ゴール前でFWドウグラスが頭で合わせた。1-1のまま前半アディショナルタイムに突入すると、DF宇賀神友弥からのロングボールを収めたユンカーが抜け出し、GK前川黛也の頭上を超えるループシュートを決めて浦和が前半のうちに勝ち越した。

 2-1で迎えた後半も、神戸のペースで試合が進む。後半32分に神戸はFKのチャンスを得ると、キッカーのイニエスタが直接ゴール右隅へと突き刺す。GK西川周作が全く動けないまま、鮮やかなFK弾で同点に追いつかれた。追加点を許せば逆転で突破される状況になったが、浦和は神戸の再三の攻撃に屈せず、そのまま2-2で凌いだ。2戦での合計を4-3で逃げ切り、浦和が準々決勝進出を果たした。

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