■主力不在でもオプションにトライを

 1トップはオナイウ阿道を起用する。大迫のケガに伴う追加招集だが、J1リーグでランキング3位の10得点を決めているのだ。テストすべきである。

 キリンチャレンジカップとして開催される今回の試合は、6人まで選手交代が認められている。テストマッチでも勝利を求められるのが代表チームだが、森保監督には交代枠を残さず使い切って欲しい。

 ミャンマー戦では後半途中から中盤の立ち位置を変えた。一方で、タジキスタン戦は4-2-3-1で通した。

 最終予選の概要と期間は未定だが、普通に考えれば8月末のインターナショナルウィークからスタートする。世界はまだコロナ禍だ。セルビア戦と同じようにレギュラークラスを招集できない、ということも考えられる。

 主力不在での戦術的なテストが、どこまで意味を成すのかという議論はある。だが、不測の事態にも対応できるように、今回のメンバーでもオプションにトライしていい。「与えられた環境のなかで最高の準備をする」というチーム作りのスタンスに則って、森保監督にはセルビア戦を最終予選につながる一戦としてほしいのだ。

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