■琉球も敗れる! 上位戦線に動きが迫る?

 アルビレックス新潟に続き、前節まで2位につけていたFC琉球も黒星を喫した。モンテディオ山形に0対2で敗北。ここまで6勝2分けと負けなしだったホームゲームで、今シーズン初黒星を喫した。敗戦は9節以来6試合ぶりである。

 前節に続いて1トップの阿部拓馬を欠くなかでも、ボールを保持して相手を動かし、ピッチの幅を使いながら攻め立てた。しかし、樋口靖洋監督が「ボールは握るけれどもゴールに仕掛けるチャレンジが少なかった。そして仕掛ける回数は多かったけれども、最後はボックスの中でやらせてもらえなかった」と振り返ったように、決定的な場面は散発だった。前半と後半の立ち上がりに右CKから失点し、今シーズン4度目の無得点に終わった。

 次節は新潟とのアウェイゲームとなる。琉球と新潟は勝点33で並んでおり、気がつけば4位のジュビロ磐田が勝点29と4差に迫っている。5位のヴァンフォーレ甲府も5戦負けなしの3連勝で勝点28としており、次節は首位京都との直接対決だ。新潟対琉球、京都対甲府の結果次第では、上位陣の勝点差がグッと縮まるかもしれない。

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