◼リカルド監督「決勝戦のようなつもりで臨んだ」
カップ戦のグループステージでは戦績を伸ばせず、前節まで３位に甘んじていた浦和だったが、リカルド・ロドリゲス監督の戦術もチームに浸透し、大逆転で首位に立ち、グループステージを終えた。
リカルド監督は、試合後の会見で、「前半から良い入りができた。今日のような負けられない試合では、仮に相手に先制されたら逆転しなければいけないので、試合の入り方が重要だと思っていた。相手ボールになる時間帯もあり、内側を通されるパスもあったが、はっきりとしたピンチはなかったように思う。どの試合にも改善点はあるので、チャンスのところではユンカーのシーンなど決定機を決め切れればよかったが、全体的にはとても良い試合だった」と、満足げな表情を見せた。
リーグ戦・Ｇ大阪戦から中２日で臨んだ中、勝たなければならない一戦において選手たちにどのように声掛けをしたか問われると、「今回は決勝戦のような試合で、選手たちには先制点が大切だと伝えていた。話したことを選手たちが受け止めてくれた印象で、良い入りをして点を取り、集中して良い試合をしてくれた」と、振り返った。
また、ゴールシーンについても、「我々は技術的にレベルの高い選手がそろっている。興梠・汰木・小泉などが絡んで先制点が生まれたし、宇賀神や山中など後ろから攻撃参加できる選手もそろっている。Ｇ大阪戦よりコンビネーションのところなど、攻撃面は非常に良かった。出場した選手がそれぞれ良いプレーをしてくれた」と話した。
決勝戦のようなつもりで臨んだという一戦。浦和は終始、試合をコントロールし、グループステージ突破を決めた。平日の夜にスタジアムに駆け付けたサポーターにとって、満足度の高い試合になったはずだ。
■試合結果
浦和レッズ ２－０ 横浜ＦＣ
■得点
３分 関根貴大（浦和レッズ）
６１分 汰木康也（浦和レッズ）
