■「しっかり詰めるように言われていた」

 さらに、前半40分には、田中がまたしても決定機を作る。カウンターに転じた浦和は、田中が右サイドを駆け上がり、ペナルティエリア内に入ると、田中のクロスにユンカーが押し込んで、3-0と相手を突き放した。

 後半に入っても多くの時間で相手にボールを握られるが、浦和は集中した守備で対応する。選手同士の距離感も良く、連動した守備で相手の攻撃を跳ね返した。後半の浦和の見せ場はほとんどなかったが、田中もチーム屈指の走力を発揮し、守備面でも貢献した。

 浦和は相手にゴールを割らせず、3-0のクリーンシートで勝利をおさめた。リーグ戦では2連勝となり、今シーズン2度目の連勝。序盤は戦績が振るわなかったものの、直近では安定して勝ち星を積み上げ、7勝2分5敗で8位となった。

 この試合、1得点2アシストと大活躍を見せた田中は、試合後の会見で、自身のゴールシーンでの狙いについて問われると、「練習でもあのような形でゴールを決めることをやっていて、逆サイドからクロスが上がりそうな時には、しっかり詰めるようにと言われていた。去年、(在籍していた)大分で点を取った時も、クロスに入る場面が多かったので、そこを逃さずしっかり走るのが自分の特長だと思っている。それが得点につながりました」と、振り返った。

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