J1リーグ第13節 名古屋グランパスーセレッソ大阪
5月8日(土)|15:00 豊田スタジアム
ゴールデンウィークの2連戦で、名古屋グランパスは大きな注目を集め、そして落胆した。
一気に順位を逆転する可能性もあった首位・川崎フロンターレとの連戦で、「第1ラウンド」は開始23分までに3失点して大敗。中4日での第2戦では先発布陣も変えて臨んだが、川崎のホームでまたも土にまみれた。
だが、悲観している時間はない。シーズンはまだ、折り返し点にも至っていないのだ。5月4日の試合でも、残り20分を切ってから2点を返して底力を示した。巻き返しの時間は、まだまだある。
セレッソ大阪としても、同じ思いだろう。第2節に川崎、第3節にFC東京相手に立て続けに敗れたが、その後は白星を重ねてきた。だが、前節は終盤に先制しながら残り8分で追いつかれ、ガンバ大阪とのダービーを引き分けた。これで、ここ5試合は1勝2分2敗。昨季の4位を越えるには、ここでもう一度奮起しておきたいところだ。
昨季3位の名古屋と、勝ち点3差で4位だったC大阪の対戦。再上昇への気概を気概を見せるには、互いに格好の相手だ。
■名古屋グランパス
2位 勝ち点29 9勝2分3敗 18得点10失点 得失点差8
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
L●2-3 川崎(A)
L●0-4 川崎(H)
L○2-0 G大阪(H)
L●1-2 鳥栖(H)
L○1-0 広島(H)
【通算対戦成績】
H 26試合・14勝6分 6敗
A 24試合・11勝3分10敗
計 50試合・25勝9分16敗
【直近対戦成績】
2020年10月10日 J1第21節 ○1-0(H)
2020年 7月12日 J1第 4節 ○2-0(A)
2019年 7月13日 J1第19節 ●0-3(A)
2019年 5月 8日 ル杯第5節 △2-2(H)
2019年 4月10日 ル杯第3節 ●0―3(A)
【今節のみどころ】
前節は川崎に連敗を喫したが、終盤の反撃では意地を見せた。次はその闘志を結果につなげなければならない。
その川崎戦の終盤で力を見せたのは、ゴールを決めたマテウスと、交代で右サイドバックに入っていた森下龍矢だった。森下は第10節のサガン鳥栖戦でも追う展開で投入され、攻撃を加速させていた。チームが新たな気持ちでリスタートするには、こうした選手の大胆な起用があってもおかしくない。
柿谷曜一朗や木本恭生が出場すれば、昨年まで所属した古巣との対戦となる。自身の選択の正しさを証明するためにも、結果が欲しいところだろう。特に柿谷は第9節での移籍後初ゴール以降、新天地でのゴールがない。チームが再上昇を目指していく状況で、力になれることを目に見える結果で示す必要がある。