◼︎交代選手が見せ場を作るものの…

 リカルド・ロドリゲス監督は後半開始と同時に交代カードを切った。田中に代えてMF関根貴大を、伊藤敦樹に代えてMF柴戸海を投入する。

 すると、後半の立ち上がりから、関根が起点となって立て続けに攻撃の形を作る。後半4分には、左サイドを突破した汰木がゴール前にいた関根に送る。続く後半7分には、ペナルティエリア付近で、関根が伊藤涼太郎とのワンツーで抜け出し、ゴール前に浮き球のパスを送る。さらに後半11分にも、関根が右サイドを持ち上がり、中央にいた杉本へ送る。しかし、いずれも得点までには至らなかった。

 その後も一進一退の攻防が続き、浦和は後半13分、阿部に代えてDF岩波拓也を投入。さらに、後半25分には伊藤涼太郎に代えてFW興梠慎三を、福島に代えてMF明本考浩をピッチに送り出した。

 浦和も次第に中盤でボールが繋がるようになり、相手陣内に攻め上がる時間も多くなる。後半アディッショナルタイムには、決定機が訪れる。右サイドから関根がクロスを送ると、ファーサイドの汰木がフリックで折り返し、最後は興梠がボレーシュート。しかし、ここは惜しくもバーの上へと外れる。

 結局、両者ともにゴールは生まれず、0-0の引き分けで試合終了となった。

 試合後の会見で、リカルド監督は前半の試合運びについて、「前半は相手のペースで、我々のボールロストから相手に奪われるということを自陣でやられてしまい、こちらは大きなチャンスを作れないまま、前半を終えてしまった」と、険しい表情で答えた。

 さらに、「後半については、前半より落ち着くことができ、最後の時間にはチャンスも増えたが、湘南は固い守備ができるチームで、それに対して打ち破ることができなかった。首位を目指して勝ち点3を狙ったが、今日の内容を考えれば勝ち点1は妥当かと思う」と振り返った。

 勝ち点1を分け合ったものの、同グループの横浜FC柏レイソルの試合では、横浜FCが勝って順位を上げたため、浦和は3位に後退。連戦が続き、5月1日にはリーグ戦の福岡戦、5日にはカップ戦の柏戦を控えている。今節はリーグ戦のレギュラーメンバーと異なるとはいえ、連戦を戦い抜く中では、リカバリーやチームの総合力という観点から見ても、すべてのメンバーが安定したプレーを見せる必要がある。試合中に修正を試みるだけではなく、少ない試合の中日を有効に使い、立て直しを図ることが求められるだろう。

 

■試合結果

浦和レッズ 0-0 湘南ベルマーレ

 

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