■0ゴールでシーズンを終えるのか
状況を変えることに繋がるものではないだろう。同点に追いついて試合を終えれば、ゴールをすれば、あるいはバルセロナ相手に個で上回ることができる姿を見せつければプラスになったはずだが、最終的な結果は5-2。PKを獲得した場面も、アシストが記録に残るわけではない。
1点差に迫ることはあったものの、負け試合で温存されなかった、という試合でしかない。攻撃の軸として期待してピッチに残された、というのは表向きのもので、中心選手ではなく、しかも来シーズンチームに残るわけではない選手、消耗品として使われた、という形だ。
ククレジャと久保の縦関係、あるいはアレニャを含めた三角形がもっと早いタイミングで実現していれば状況は違ったものになっていたかもしれないが、2人はそうでなくても中心選手になっている。そのことは忘れてはならない。
0ゴールでシーズンを終えようとしている久保。現地でも来シーズンの動向が話題に上るようになっているが、果たしてどういう未来が待っているだろうか。白いユニフォームを自らの結果で手に入れる、というルートは消滅しかけている。
■試合結果
バルセロナ 5-2 ヘタフェ
■得点
8分 リオネル・メッシ(バルセロナ)
12分 オウンゴール(ヘタフェの得点)
28分 オウンゴール(バルセロナの得点)
33分 リオネル・メッシ(バルセロナ)
69分 エネス・ユナル(ヘタフェ/PK)
87分 ロナルド・アラウホ(バルセロナ)
90+3分 アントワーヌ・グリーズマン(バルセロナ/PK)