◼︎試合には敗れたものの、西川のセーブが光る
西川にとって節目の試合となったが、チームはC大阪に0―1で敗れ、連勝は3でストップ。4年ぶりの4連勝とはならなかった。
2試合連続で無失点に抑えていた西川だったが、今節では相手のゴールを許してしまった。後半21分、相手の右CKの流れから、DF丸橋祐介のシュートが味方に当たり、ゴールの右脇に吸い込まれた。この場面では、西川も咄嗟に足を出したものの、先制点を奪われてしまった。
それでも、後半20分にはFW豊川雄太のミドルシュートをセーブしたり、続く28分にはMF中島元彦の無回転FKをしっかりキャッチするなど、随所で相手の決定機を阻止する場面を見せた。
試合後の会見に応じた西川は、500試合出場達成についての感想を問われると、「いろいろな方から、”おめでとう”と言葉をかけられたが、僕自身、500試合を達成したという実感はない。今日は通過点の1試合だと思うし、特別な思い入れはない」と話した。
今後の目標については、「楢崎(正剛)さんがキーパーとして出場した試合数を超えることが目標。500試合は1つの通過点として見てもらいたい」とコメント。かつて長らく日本代表のGKを務めた楢崎正剛氏のJ1出場記録は歴代2位。GKでは史上最多の631試合に出場している。節目を迎えた西川は、レジェンドの記録を見据え、気持ちを新たにした様子だった。