J1リーグ第7節 浦和レッズー鹿島アントラーズ
4月3日(土)|15:00 埼玉スタジアム2002
開幕からおよそ1か月。現在、浦和はリーグ戦6戦を終えて13位、鹿島は5戦を戦って15位と、波に乗り切れていない。今節は、下位からの脱出をかけて、両チームの意地とプライドが激突する。
両者の勝ち点差はわずか1。しかし、降格圏となる17位の柏は、現在の勝ち点が3。両チームよりさらに下位との差も決して離れている訳ではなく、油断大敵。今節、仮にもし負けたとしたら、両チームとも降格圏に巻き込まれる可能性もある。今シーズンはJ2降格が4チームとなるイレギュラーなシーズンだけに、なんとしてでもここで上位勢に食らいつきたい。
本来であれば、下位にいるべきではない両チーム。積年のライバル同士、スタートダッシュが切れなかっただけに、勝ち点3は必須の命題だ。
■浦和レッズ
13位 勝ち点5 1勝2分3敗 3得点11失点 得失点差-8
【出場停止】なし
【出場微妙・故障者】トーマス・デン、藤原
【直近5試合結果】
ル●0-1 柏(H)
L●0-5 川崎(H)
L△0-0 札幌(H)
L●0-3 横浜FM(A)
L○2-0 横浜FC(H)
【通算対戦成績】
H 37試合・15勝 6分16敗
A 38試合・10勝 7分21敗
計 75試合・25勝13分37敗
【直近対戦成績】
2020年11月29日 J1第30節 ●0-4(A)
2020年 7月12日 J1第 4節 ○1-0(H)
2019年11月 1日 J1第30節 ●0-1(A)
2019年 9月 8日 ル杯QF第2節 △2-2(A)
2019年 9月 4日 ル杯QF第1節 ●2-3(H)
【今節のみどころ】
チームの課題となっているのは、決定力不足。カップ戦も含め、直近は4試合連続で無得点に終わっている。決してチャンスがないわけではないが、フィニッシュの精度を欠いている感は否めない。
今週、昨シーズンのノルウェー1部リーグで27得点をマークした、デンマーク人のFWキャスパー・ユンカーを獲得することが公式に発表されたが、チームへの合流は4月中旬になる見込み。その前に、攻撃陣は鹿島戦で結果を出してアピールしておきたいところ。
注目選手は、古巣対決となるDF西大伍。2月から負傷のため調整が続いていたが、カップ戦の柏戦では、右SBで移籍後初スタメンとなり、後半39分まで安定したプレーを見せた。今年1月には去年まで右SBを務めた橋岡大樹が移籍したため、いかに西がチームにフィットできるかが鍵を握る。4月1日に行われた練習では、若手選手とともに、居残りでシュート練習などに励んだ。チームの救世主となれるか。