「ティモ、どれだけ左サイドにいるつもりなんだ。君のポジションは右サイドだ!この15分間、ずっと左サイドにいるぞ!分かっているか?」
トゥヘル監督がヴェルナーに不満をぶつけたのは、プレミアリーグ第27節エヴァートン戦である。
フランク・ランパード前監督の下で、ヴェルナーは【4-2-3-1】のセンターフォワードや左右サイドハーフで起用されていた。ライプツィヒ時代には、ユリアン・ナーゲルスマン監督の指導を受け、エースとして攻撃時にある程度の自由を許されていた。
ライプツィヒでは昨季、公式戦45試合で34得点12アシストを記録した。そして、チェルシーがヴェルナーに目をつけ、大金をはたいて彼を確保した。
だが無得点の日々が続くと、再び移籍の可能性が取りざたされるようになった。それでも、「ヴェルナーがフラストレーションを感じる必要はない。次の夏に何が起こるかを彼は考えなくていい」とトゥヘル監督は彼を擁護した。
「リヴァプールやエヴァートンと対戦した時、ヴェルナーのプレーは素晴らしかった。得点を奪えなければ、彼は自信を失うかもしれない。しかし、彼には結果ではなくプロセスを重視するようにアドバイスしている。我々はノーゴールの責任をFWの選手に押し付けたりしない」