■「昔は”勝って当たり前”と思われてたけど、いまは韓国もライバル視してくれていると思う」
―日韓戦はスリリングな試合展開が多いですね。
大住「韓国相手には、そういう試合展開が気持ちいいよね」
後藤「そうだよ。中国に勝ったところでね。それほど嬉しくない」
―では本当にライバルのような関係と言うか。
後藤「ライバルだよ。向こうはどう思っているか知らないけど、こちらからしたらライバル。今の韓国の選手は、ライバルと思ってくれるだろうな。韓国が本当に強かった頃の人に聞くと、日本には勝って当たり前でしょ、っていうからね」
大住「まあそうだろうね」
後藤「イスラエルは強かったな、なんてことは言うけど」
大住「1960年から70年代まではね」
後藤「そう。昔の韓国の代表選手は、日本統治時代に教育を受けているから日本語が話せるでしょ。そんな元韓国代表のおじいちゃんたちに話を聞くと、日本と試合をしても勝つのは当たり前だ、っていうもん」
大住「昔の韓国の人はよく、韓国人はサッカーに向いているけど、日本人は向いていないんだって言っていたからね」
後藤「日本人がサッカーに向いてない説は、つい最近までも日本人が言っているからね。狩猟民族と農耕民族の差だ、なんてアホなことを言ってる」
大住「それまだ言っている人いるよ」